LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT
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「ロシュフォールの恋人たち」1967年 ジャック・ドゥミより
ミシェル・ルグラン作「双子姉妹の唄」を歌って踊るカトリーヌ・ドヌーブとフランソワーズ・ドルレアックは実際の姉妹
歌ふ銀幕 Singin' Silver Screenで特集やってるよ
作中突然ジーン・ケリー登場、ステップを踏んで吃驚した記憶が
この映画、セリフの総てをメロディで「歌った」世紀の怪作、「シェルブールの雨傘」を成し遂げたスタッフが
楽しみながらMGMミュージカルへの愛を表明した作品です
ロシュフォールの恋人たち ― リマスター完全盤
「シェルブールの雨傘」1964年
シェルブールの雨傘 オリジナル・サウンドトラック
ところで「ロシュフォールの恋人たち」で検索したら「フランス版橋田壽賀子」って紹介してるサイトがあっておどろいた どこが似てるのか聞いてみたい
批評家と映画マニアが中心となったヌーベル・ヴァーグ以降のフランス映画は、ハリウッドへの憧れを隠さなかった
映画史黄金時代の歌と踊りとセット照明、海の向こうの豪華なプロフェッショナリズムに痺れつつ、
彼らは低予算のドキュメンタリー・タッチから出発した 自国の文芸映画をクソ呼ばわりして街頭にカメラを持ち出した
金もなければ技術もない 頼みは若さと速さとひらめきだけ
「自分達にしか撮れない映画」をいつも考えていたであろうフランス人たちにとって
たとえば「シェルブールの雨傘」は「勝手にしやがれ」同様、単なる物真似ではなく、ハリウッドへの返答だったはずです
あらすじだけならMGMやフィルム・ノワールの出来損ないでしかない、こうしたフランス映画のあらすじだけ取って何になる
橋田壽賀子ってそういうことでしょ あらすじしか見るところのないドラマはあらすじしか追わない客を生む
パンフレットだけ買って読んでりゃいいじゃない あらすじだけでいいんなら
「ロシュフォールの恋人たち」は一見唄って踊ってハッピーな映画だけど、町の影には殺人鬼が潜んでいる
「雨に唄えば」とは全く違う 映画史なんて知らなくってもその不思議はじゅうぶん伝わると思うんだよね
ザッツ・エンタテインメント コレクターズ・ボックス ...
ドヌーヴが語るフランソワーズ・ドルレアック インタヴュー
2 件のコメント:
「歌ふ銀幕」をご贔屓いただきありがとうございます。広範な好奇心と該博な知識、そして何より芸術・芸能への愛情に満ちたブログですね。少しずつ読ませていただいてます。
すでに貴ブログを勝手にBookmarksに入れておりますが、Links転入をご承認いただけますか。
ありがとうございます!若輩者ながら「歌ふ銀幕」にはいつも勉強させてもらっています
http://singinsilverscreen.blogspot.com/
とくに、日本の昔の映画映像へ「何となく」興味を持っている若い読者に、知るきっかけをつくってくれるサイトは非常に少ない、大概は同世代の回顧譚とマニアの内輪受けに終わっているような気がしていました
そこで、充実した資料と映像の「歌ふ銀幕」に期待しているのは私だけではないと思います ご発展をお祈りしています
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