「This is Howlin' Wolf's new album. He doesn't like it. He didn't like his electric guitar at first either」.rar
サイケ・ブルース1969年の珍盤がRapidshareにあがってるよ
題名は洒落でも何でもない トラックの合間にウルフ本人の困惑ぶりも収録されてます
サイケ・アレンジVS伝説のブルースマン どうしてこんなレコードができたのか
シカゴ・ブルースの立役者といえばマディ・ウォーターズとハウリン・ウルフ 彼らの名が海を越えて知られるようになったのはローリング・ストーンズやエリック・クラプトン、イギリス・ビート・グループ勢のコピーという名の愛によってであります
アメリカ遠征時のストーンズは自分達のアイドル、マディやウルフ、チャック・ベリーの録った場所で録音したがった チェス・スタジオ
50年代、彼らの最高のレコードには必ず「CHESS」と刻まれていて、遠くイギリスのミック・ジャガーはその「本物のブルース」をわざわざ空輸で取り寄せていた 夢が叶ってシカゴ行き 実際に会ったマディ・ウォーターズはパートタイマーのペンキ屋で、ハウリン・ウルフはトラックの運転手だった
こうしてシカゴ・ブルースとチェス・レコードはイギリスの熱狂的なブルース・ブームに「再発見」され、注目を浴びることになる
「ロックの父」「神」「ストーンズの生みの親」
「How many more years」1965年 SHINDIG!のハウリン・ウルフ 前座はストーンズ
Singles Collection
新品 ¥5,312
ところでそののち4,5年を経て 60年代終わりのアメリカはカウンター・カルチャー最後の大盛り上がり、
ドラッグの酩酊を音で再現しよう、「知覚の扉」を開けよう、の逸脱こそが良しとされるようになった 世に言うところのサイケデリック・ブーム
世界で一番売れたバンドが逆回転にテープ・コラージュ、民族楽器を取り入れれば
マイルス・デイヴィスはエレキギターを雇ってこう指示を出す「はじめてギターを触ったガキみたいに弾いてくれ」
「ポップ・ミュージックは先頭きって時代を切り開かなければならない」との当時の空気に、ついていけないひともたくさんいた
教会や通りに口ずさむゴスペルやブルースは暮らしに染み付いた芸能で、若者だけのものじゃない 彼らに「革新」の必然はない しかし誰が流行に逆らえようか
ここで話はシカゴに戻る
チェス・レコードのあととり若旦那マーシャル・チェス率いるチェスの子会社Cadetは、当時の流行の先陣切って珍奇なリズム&ブルースを次々世に送り出していた 「ラヴィング・ユー」で知られるミニー・リパートンの傑作「Come to My Garden」にテリー ・キャリアー、マリーナ・ショウ、ラムゼイ・ルイス のちのジャズ・ファンクやブラック・コンテンポラリーの礎を築いたレーベルの得意はミクスチャー
同企画、同メンバーでCadetが先に出した
マディ・ウォーターズの「ELECTRIC MUD」もシカゴ・ブルースとへヴィ・ロックの融合を試みて伴奏と歌唱があさってを向いた不思議なレコードだった
Electric Mud
新品 ¥1,319
サイケの神ジミ・ヘンドリックスに「俺の猿真似」と罵られ、ほとんど売れずに闇歴史へ
しかし第二弾もあったのね、というLPがこの「ハウリン・ウルフの嫌いなアルバム」なわけです
ギター:Pete Cosey& Phil Upchurch
ベース:Louis Satterfield ドラムス:Morris Jennings
下Amazonはまともなハウリン・ウルフ入門盤
The Real Folk Blues/More Real Folk Blues
新品 ¥2,328
Stage6 シカゴ・ブルース入門映像「The BLUES MASTERS」1966年 解説
「好きになった」: You Tube ブルース特集
- ヒサミチ
- 「好きになった」はインターネットの大道芸収集サイト 風に散らばるチラシやビデオ、イイ話を集めています
*自作音源 *旧「好きになった」 *好きになった」がおすすめしたい *はてなブックマーク *Twitter *Translation in ENGLISH
2007年10月23日火曜日
「これがハウリン・ウルフのニュー・アルバム 彼はこのレコードを嫌っている 彼ははじめ、自分のエレキギターも嫌っていた」
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