自分の写真
「好きになった」はインターネットの大道芸収集サイト 風に散らばるチラシやビデオ、イイ話を集めています 
自作音源 *旧「好きになった」 *好きになった」がおすすめしたい *はてなブックマーク *Twitter *Translation in ENGLISH

2007年11月16日金曜日

男と女のニッポン枕投げ異聞「SHINDAI」



妙な古写真満載のpeanut butter panicの別館、biggest part of my life is meより 

オランダ在住biggest part of my life is meの中の人は、さいきん弟から古いペーパーバックスを貰ったとのこと 
うちの一冊「SHINDAI」は古から伝わる日本の風習「枕投げ」を紹介した本 1965年か

「日本の夫婦のペッティングの儀式」「アート・オブ・ジャパニーズ・ベッド・ファイティング」「強烈なエキゾチシズム!ついに暴かれた東洋のエロス!」ってな煽り文に添えてこんな写真が

[shindai+3.jpg]

[shindai+4.jpg]

「SHINDAIの発祥はHIRUMI地方、16世紀にさかのぼる 
当時、HIRUMIの住民達は狸狩りに従事していた
男は棍棒で狸を殺し、女は皮を加工して敷物に
夫たちは概して暴君で、妻たちは仕事の遅延を叱責され、時にその棍棒で虐待を受けていた

そんなある年、女性の一人が仏神Senjo観音( Quan Yin)のお告げを受ける
「狸の皮を縫い合わせて海草を詰め、それを使って夫の暴力から身を守りなさい」
美しい女の姿で現れたSenjo観音は、千の腕を振るって狸の皮を縫い合わせてみせた

妻達は仏神の教えに従って枕を狸の皮から作成 みごと夫に対抗し、彼らから二度と暴力を振るわない、との協定をとりつけた

日本の家屋の聖域にあたる凹んだ狭い空間「Tokonoma」に、狸の皮でつくられた枕が置かれているのは、その誓いのしるしであろう 

1606年、時の将軍秀忠は枕の私有を禁止したが、ほとんど効力を持てないまま、翌年に「枕の誤用を禁ずる」「枕で人を傷つけてはならない」と改定され、破ったものは斬首の刑とされた
しかし、当時のさまざまなSHINDAIの記録が、この法の無力を物語っている

同時期、17世紀のはじめには、女性は男性と一緒の舞台に上ることを禁じられ、法の目をぬって「旅枕女」が出現したという
貴族は法外な値段を払って彼女達を自宅に呼び、一緒になって「アート」を繰り広げた」
[shindai+5.jpg]

「現在でも日本のホテルには「枕投げお断り」との張り紙が見られる」
via Buddhist Discussion Centre

「Ellen Schumaker&トミ・ノブナガ著」
誰それ、って話だけど買うほうも買うほうだよな

このあと「hundra婦人作の『作法枕投げ52』」と続くんですけどあまりにもくだらないんで割愛する 
小林信彦の「ちはやふる奥の細道」とかサミュエル・フラー「東京暗黒街 竹の家」国辱ジョーク好きな人は対訳みてください

4101158150 ちはやふる奥の細道
著者: 小林 信彦

「枕投げ」っていえば小五月蝿い編集者かかえたWikipediaでも「秀逸な記事」に選ばれてたじゃん
冗談が加速するマジック・ワードなのかね

Wikipedia 架空の武術 Google翻訳するとわけのわからなさが倍に

0 件のコメント:

「好きになった」がおすすめしたい

月別アーカイブ

track feed