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ジョン・ウォーターズ1970年の出世作「マルチプル・マニアックス」 例のザリガニレイプのやつ 全篇ダウンロード方法
字幕ないけど、何ていうか、そういう映画でもないでしょ タイトルは血みどろゴア・ムービーの先駆者ハーシェル・ゴードン・ルイスの1964年作「2000 maniacs」(2000人の狂人)より
監督ジョン・ウォーターズといったら「シリアル・ママ」「ヘアスプレー」にもひけをとらない素晴らしいエッセイ集「クラックポット」をまずはおすすめしたいところ
クラックポット―ジョン・ウォーターズの偏愛エッセイ
著者: 伊藤 典夫, John Waters, ジョン・...;
この本、白眉は死刑囚など刑務所の重罪犯の更生プログラムに、映画講師として、ジョン・ウォーターズが招かれる話なのね 以下講義のあらまし うろ覚えを許されたい
目の前に集まった可愛い生徒、凶悪犯達にまずは自分の撮った映画を、と見せるのがこの「マルチプル・マニアックス」感想アンケートは主に「キチガイの映画」「悪趣味」「ゲロ吐きそう」と散々な言われよう
教壇に立ったスカムとアングラの帝王 ジョン・ウォーターズはもちろん動じない
「たとえば誰かを殺したい、レイプしたい、盗みたい、社会とうまくなじめない、という点で僕と君達は似たもの同士だ」
「いいかい?君達はそれをそのまま実行し、犯罪者として囚われの身だ
僕はそれを映画に撮って有名になった 映画は僕にとっての犯罪だ つかまらない、という点がちがう」
「だから、この次に誰かを傷つけたくなったとしたら、どうか実行しないでほしい そのかわり、それを書き留めるんだ、文でも、絵でもなんでもいい イヤな気持ちをぜんぶ表現して欲しい 僕は君達にそのやりかたを伝えに来たんだ」
ト威勢良くぶちあげたものの、「少年を犯して殺す」と生徒、連続レイプ犯からの克明なレポートを前に、迷いに迷う 自分は意図して教育映画を撮ったわけではない 塀の外から文化人きどりで「オレたち同じだよ」「気持ち、わかるよ」と無責任にうなずいてみせる態度はけっきょく偽善ではないだろうか いくら考えても答えは出ない
「鬼畜」「変態」「気違い」を褒め言葉に転用して垂れ流す当節サブカル言論の鈍感や底の浅さも透ける、イイ読み物です 古本で探してくれ
下は主演怪優ディヴァインのFlickrプールより
ジョン・ウォーターズのみならず、「エル・トポ」ホドロフスキーやデヴィッド・リンチ、「ロッキー・ホラー・ショー」「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」といったアメリカのアングラ映画の歴史をまとめたドキュメンタリー「ミッドナイトムービー」も素晴らしかった
鬼っ子異端カルトと呼ばれた「クズ映画」がいかにしてハリウッドの主流にのしあがったか ニコニコ動画で見られます 是非
ミッドナイトムービー 【カルト映画の金字塔】1
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クリスマスも近いようじゃないか諸君
最後に個人的おすすめカルト映画のアフィリ貼っとくよ その他はこちら
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