Hugo Strikes Back!支店hsb - tumblr.で見かけた死体利用法 三菱銀行人質事件の梅川昭美のセリフ 銃を突きつけ人質の女性行員達を全員裸にした、との報道に「当時、めちゃくちゃ興奮したよ」と先輩から聞いたことあります
「『週刊読売』'85年2月10日号より抜粋です。【死体を焼けば暖かくなるぞ】 北畠支店係員 ○○明子(19) 「現場の惨状は地獄絵図さながらだった。竹内さんの切り取られた耳を知らずに踏んだとき、思わず身震いした。 それにも増して服を脱いだ私たちが『寒い』というと、『寒かったら一発ぶち込んでやる』『死体を焼いたら暖かくなるぞ』と言い、火のついたままのたばこの吸い殻、マッチを私たちに投げつけたり、<ソドムの市>と言う映画の残虐なストーリーを話し、『オレを悪魔と言え、鬼と言え』と放言、一人喜悦しているのを見て、犯人は人間なのか悪魔なのか判断しかねた。 犯人は『女も殺さないとしめしがつかん。オレはかわいそうとか、同情とか、そんな感情は一切持っていない』と言い、『オレは小さいころ、叔父さんという人に育てられ、ひどい仕打ちを受けた。十五歳のとき人を殺したが、たった一年くらいで刑務所を出た』と自慢するのを聞き、殺人をして一年で出られる日本の法律を本当だろうかと疑った」事件を見にゆく/梅川昭美事件 よりパゾリーニ・コレクション ソドムの市
まんま大藪春彦だよなぁ 本人もファンだったみたい 梅川を例にとって、1970年代後半に犯罪の質が変わった、として宮崎学がこんな話を
「梅川は一月に事件を起こす。その前の年の一 月に、おふくろがいる実家の四国に帰って、家の近所の人に数の子を配って歩いている。そうしたら、実はバーテンとかいいかげんなことをやっていたんだけれ ども、「大阪で成功した人」になるわけです。その時の気持ちが実は犯罪の原因だったんだろうと思う。つまり、ひとよりいいかっこしたいとか、ひとに対して いいかっこうをしたいとか、そういう単純な動機で犯罪が生まれてきた時代に入ったんじゃないか。(略)
梅川自身の問題としては、大藪春彦の大ファンで、家の中に大藪春彦全集が全部あった。大藪春彦の本を読むと、バイオレンスはいろいろあるけれども、強盗を やった時に通報されてお巡りさんが来るまでの間に三分間の時間の余裕があるとか、こういうことをいっぱいシミュレーションしている。梅川はそれを信じ込ん だ。ところが、一分後にパトロールのお巡りさんが偶然、顔を出しちゃった。それで撃って殺しちゃった。それからシナリオが狂い始めていく。つまり、大藪春彦のファンで、自分は狼になりたいという気持ちが一方であったり、一方では貧しかった実家の近所に数の子をまいて歩いたら非常に気持ちがよかったとか、そ ういうことが犯罪の動機になっていく。差別と貧困では説明できない犯罪動機が、七〇年代後半から生まれ始めたわけです。」文芸 緊急特集 2000 秋号 管理は極限まで来たより
たしかにパゾリーニ「ソドムの市」って固有名詞は唐突なんだよね 銀行強盗にしちゃ観念的
加えて梅川は犯行当日、明らかにお洒落してるでしょう
サングラスにパナマ帽 はじめから緩んでいただろう太いネクタイは「傷だらけの天使」ショーケンか、半年のちの「探偵物語」松田優作を思わせる スターに憧れるように「狼」に憧れる凶悪犯の出現は、そのまんま貧困が犯罪を生む時代の終わり、でもありましょう 「かっこよく死にたい」って幼稚とあざとさが、上のセリフや過剰なワル・アピールを呼んでる気がして、自分はあんまり買えませんけど梅川
破滅―梅川昭美の三十年
著者: 毎日新聞社会部; 新品 ¥520
以下、引用もとの犯罪人名録&語録からお気に入りをチョイス 詳しくは本文へ
こういうブログ・パーツとか、教訓カレンダーみたいなのあったらいいですね 今日の運勢&ラッキー・カラーの横にさりげないヒトコト
「自分は仲間から焼き肉にされる。」
「女性にもてず、内気で口を聞くこともできないので、かわりに髪を切りとってコレクションにしていた」世間に偉人の名言の10分の1でいいから、凶悪犯罪者の言葉も伝えないと倫理のバランスが取れないと思うんだよね われわれ凡人が生きるうえで「ありがとう」っていう愛も、「死ね」って憎しみも同じように大事なんだからさ
「私の性質は、自己自身で考へても、すこぶる解釈に困難であります。すなわち悪徳あり。善徳あり。而してその悪徳と善徳とが性質上、正反対の性格をあらわしているのであります」
「俺は孤独な男。だから”桃”を探さねばならぬ。それは白く熟れた甘い桃だ」
「えらいことをしてしまった!みんなナイフを持っていると俺みたいに刺してしまうぞ!」
「もし自分が人を殺したりしたら、前からそんな子どもだったと漏らしてくれ」
「人違いだった」ってのは困るなぁ
死体利用法 もうひとつおまけ 関東大震災時の火事場泥棒の話
「水の中で死んでいる人間の中には、指が無いものが沢山いました。特に水商売の女が多かった。これはなぜかというと、その種の女の人は指にいくつも指輪をしている。ダイヤだのプラチナだの金の指輪を、これ見よがしにつけているものがいる。そんな女が火に追われて水の中に飛び込んで溺れて死んだとき、その指輪を盗もうとしたものがたくさんいる。ところが指が膨れて抜けない。それで指をハサミか何かで斬ったんでしょう。ボブ・ディランがその出だしを盗用して有名になった聞き書き近代ヤクザ「浅草博徒一代 アウトローが見た日本の闇」佐賀純一より引用 この本めちゃめちゃ面白いよ
盛り場の周りには指を斬られて死んでいる人間が大勢いました。指のない死体が両手を空に向けて沈んでいるというのも不気味でね、死んでまで身体(からだ)を傷つけられるというのも哀れです。」
浅草博徒一代―アウトローが見た日本の闇
著者: 佐賀 純一; 新品 ¥620
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