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2008年2月20日水曜日

チャーリー・パーカー精神病院へ

[parkerbellevue.jpg]

via if charlie parker was a gunslinger,there'd be a whole lot of dead copycats

ベルビュー精神病院へ護送されるモダン・ジャズの父 チャーリー・パーカー仇名はバード 1954年に自殺を試みたときのもの 短パンは寝巻きかしら 



「Celerity (Celebrity)」1950年のセッション はじめの4分 コールマン・ホーキンスのうしろでニヤニヤ笑って落ち着かない男がチャーリー・パーカー 稲妻のように切り込んでくるアルト・サックスは質草と化していて、録音時には誰かの借り物だったこともたびたび



DVピンハネ麻薬中毒 誰に聞いても「マトモじゃない」男 この天才にまつわる伝説でわたしが一番好きなのは、バードの熱狂的な追っかけの話

「ディーン・ベネディッティは元々アルト奏者であったが、パーカーに心酔のあまり、ホーンを捨てて録音機に持ち換え、バードの出演先を追って全米を廻ったのである。彼があるときはクラブの植木鉢の中にマイクを隠し、ある時はステージの上の部屋から天井に穴をあけてマイクを吊るしたというすさまじい録音への執念は、最も狂熱的なパーカー・ファンさえも思わずたじろがせるほどの激情的なものであった。

後年その彼がイタリアの地で肺炎のため客死した時、積年の汗と脂の結晶とでも言うべき膨大なパーカーのエア・チェックもまた、かき消す如くに地上から姿を消してしまったのであった。」追憶の森 There Goes That Song Againより

[Dean_Benedetti_1.jpg]

ディーン・ベネディッティが凄いのは、チャーリー・パーカーのソロ・パート、ただそれだけを録音し続けたこと バードが吹き出すとスイッチ・オン、彼の出番が済むなりテープを止める 曲はまだ途中なのに!
当時の高価なテープとはいえ、残されたのはたったひとりの演者の膨大なブツ切りアドリブ・テイクのみ (こんな感じ) 

ひらめきと瞬間に生きるビートニクの先駆けか もしくは後年のDJたちが、カッコいいイントロだけを目当てにレア・グルーヴ集めるみたいなもんか 

発掘されたベネディッティの録音は、歴史の貴重なドキュメントとしてCD7枚組で発売されてます

B00000IDXL Complete Dean Benedetti Record


チャーリー・パーカーの残したアドリブは一瞬先が全く読めない エロくて強くてユーモラスで、圧倒的に速かった 指の運び、ではなく思考が速い 

彼らの前衛的なジャム・セッションはビバップと呼ばれ、週末のダンス音楽としてのジャズを駆逐した ジャズが「わかる」「わからない」インテリしか聴かないムズカシイものになったのはこのあたり


1955年に亡くなったバードの音源はパブリック・ドメインと思われる 試聴リンクをふたつ紹介
初心者にimeem マニアにFLATSIX(ジャケをjpegで保存してプロパティ参照)

バードの最期はニカ夫人(パノニカ・ド・ケーニグスウォーター)の証言が生々しい

あんまり話題にならないけれど、クリント・イーストウッドの撮った伝記映画「バード」もイイですよ 
モダン・ジャズ入門篇にどうぞ 

B000HCPVI2 バード

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