「好きになった」: You Tube シャム双生児ジョージ・シャペルの歌う「ひとりぼっちになるのがこわい」

"The Fear of Being Alone" by Reba Schappelle - watch more funny videos

via sodom120

　「ひとりぼっちになるのがこわい」You Tubeで歌っているのはGeorge Schappell　1961年ペンシルバニア生まれの結合双生児（シャム双生児）体がくっついてる双子のこと　GeorgeとLoriの姉妹は脳の3割を分け合っている　女性をふくむ結合双生児なら、かれらが現世界最年長と言われているそうな

「私たちが大変そうだなんて、お願いだから勝手に思わないでください。少なくとも私たちのどちらもまだ、そんなこと一言も言ってないんですからね。」ロリ・シャペルはそう語っている。
X51.ANIMA：結合双生児：レバ・スキャペル、ロリ・スキャペルより

　歩行可能なほう、短髪のロリはボーリングの名手　ジョージのライブがない日は病院の洗濯係として働いている　ボーイフレンドが4人いて、うちひとりとは「シリアスな関係」

　「ヘイガールズ、調子はどう？」断りもなくカメラを向ける通行人に向かっては、彼女、ジョージを指差して

「撮るなら彼女を撮りなさい。彼女はショービジネスの人間ですからね！」

　さてこの歌、春の日差しの如く呑気な愛嬌にあふれる「The fear of being alone（ひとりぼっちになるのがこわい）」もとは「カントリーの女王」Reba McEntire、1996年の曲（ジョージの前の名、Rebaは彼女の名からとっている）　You Tube オリジナル聞き比べ

　どちらの解釈が趣深いか　答は自ずとあきらかだ　ジョージ・シャペルは大スターからこのヒット曲を奪ったばかりか、その意味を根こそぎ変えてしまった

　もちろんジョージとロリ・シャペルは生涯「ひとりぼっちになれない」運命　
　苦い皮肉に五体満足の自分の手足、ばかりか心は震えました　以下は超訳　

「ひとりぼっちになるのがこわい」　元歌詞

ねえ　おねがい　ワインボトルをもう一本
あなたはあなたの話をし　わたしは考える　わたしについて
「彼女をうしなった時に」あなたは言った「僕は全てを失ったんだ」　
どこにでもある話だけれど　こういう風にふたりは出会った

ねえ　おねがい　静かなところに連れてって
わたしたちお互いカタくなり　夜の残りを川で過ごした
朝日の昇ってくるあたり　
一マイルほどむこうから　わたしは声を耳にした

「その言葉をどうぞ言わないで
さんざ二人は聞き飽きている　
『やろう』あなたはそう思う　でも、やらない　
ひとりぼっちになるのがこわいから」

向こう見ずな心が小道を開く
嵐が刻んだ痕よりひろく
わたしたちふたりで旅をした
明日をも知れぬ恋におちて

どうぞ言わないで　そのことば
二人とも　さんざ聞き飽きている
「やろう」あなたはそう思う　でも、やらない　
ひとりぼっちになるのがこわいのね

夜におびえる子どものように
あなたを抱いてくれるひと
大丈夫だよ、なにもかも、なんて　あなたに言ってくれる人はいない

たのしかった　ほんとうよ
でも先走ることなんて何も無い
これが夢ではないのなら　真実はやがて知れること　
さあ　ただわたしは舌を噛み　痛みに思い知るばかり　
わたしはいったい誰なの　と

「どうぞ言わないで　そのことば
さんざ二人は聞き飽きている　　
『やろう』あなたはそう思う　でも、やらない　
ひとりぼっちになるのがこわいから」