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2007年11月14日水曜日

You Tube 「Great Leap 毛沢東の中国:大いなる実験」

前に何度か書きましたが わたしの実家は元日教組です 先生の組合ね 
東京都は共産党の管轄で、オレの母上も、選挙時になると宣伝活動 懇意な父兄の御宅に電話をいれていた
「こんど日本共産党の××さんに入れて欲しいのよー」もちろん違法 でもマー訴える人はいないわな 

うちは早くに父親を亡くして 残された孤独な未亡人、オレの母親にとって日本共産党は支え、信仰のような位置を占めていた 
我が家で毎週会合を開き 雨の日も風の日も「赤旗日曜版」を配っていました、
彼女の友や同僚は全員共産党支持なのね もちろんマルクスやレーニンなんか読んでない
「世の中をよくする」「弱者の味方」「戦争に反対し続けた正義の政党」「自民党にNO!政治献金にNO!」とか 
アレ、中の人はシンプルな頭だよ 純粋で疑うことを知らない 
戦争=ダメ 平和=正解、みたいに ものごとを二つの極でしか見ない
既に正解があるわけよ 彼らは知ってるんだ もう 正解を 
だから、あとはでっかい声出して宣伝するだけ たとえば創価学会もそうだね  

あーいう「主義者」と論じるとものすごく退屈でしょ 「わからない」と言わずに「私は勉強が足りない」という 「勉強しました」と公式発表みたいなことばっか言ってる 
考えるとはまず迷うこと 彼らの頭には迷えるだけのキャパがないから 考えた、その思考のプロセスを聞き手が共有できないのね 考えない人の話は「正解」しか知らないオウムと同じ 
さんざ説教に付き合って なんだけっきょく新聞の宣伝か



オレの名前は革也といって、親父がつけた 革命の「革」からとられた名 
70年代の日本で「革命」といったら、ふつう毛沢東文化大革命を指します 
いまほら痛い名前の子が話題になってるでしょ ああいうのホント同情するわー 
だって毛沢東ったらさ 「革命」の名の下に
麻原彰晃どころかポル・ポトやヒトラーの何倍もの人命を奪った史上最悪の権力者でしょ 「悪魔ちゃん」と大差ねーよ 

しかし不思議というのは現在、例えばヒトラーに比べて毛沢東のやったことってあんまり省みられない 昔はみんな期待してたのよ 理想社会を15年で作るって計画経済、大躍進計画がポシャッたことを当時のマスコミはほとんど報道しなかった 以下Wikipediaより
「大躍進に意見するものがいなくなるとともに、一層無理なノルマが課されるようになり、ノルマを達成できなかった現場指導者たちは水増しした成果を報告した。そして、その報告を受け取った毛沢東は更なる増産を命令するという悪循環に陥っていったのである。」
日本の新聞の押し紙問題と同じ 中小企業の倒産ルートを国家規模でやっていた
「大躍進政策による餓死者数は2000万から5000万と言われているがはっきりした数字は解っていない。」
大躍進計画の失敗により立場を失った毛沢東は権力闘争の果てに史上最悪の粛清運動をはじめる これが文化大革命 インテリや僧侶を殺戮して、伝統芸能を根絶やしにし、少年少女を手先に使って彼らの親を密告させた 国民誰もが農村に汗水たらして働く労働者でなければならない 

[48827.jpg]

当時の中国を取材した日本の記者たちは一様に「少年少女の希望に燃えた眼」「絶ゆまぬ活力」を絶賛し、日本も見習わなければ、てなことを言ってました 朝日新聞だけじゃないよ そういう雰囲気だったわけ

わが国の左翼思想の大本には反米感情があるので、毛沢東は憎きアメリカ帝国主義に対するカウンターとして期待されたこと
それと、今と違って「みんなで力をあわせてがんばろう!」を否定するのはなかなかむつかしかったこと
不服や疑問を呈すれば「日和見主義」「ノンポリ」と三角帽子を被せられ、台の上で自己批判させられる 貧しく教育のない国が近代化を達成するのはそれほどタイヘンだった、とも言える 

[2007y11m14d_013648289.jpg]

連合赤軍リンチ事件クメール・ルージュの大虐殺はスケールの小さい文化大革命でもあります
この辺の事情はやわかりの中国近代史ドキュメント、「Great Leap 毛沢東の中国:大いなる実験」が面白かった 貼っときます ダブル・クリックで大画面になるよ



悪魔祓いの戦後史」って本も面白い 無責任そのものの戦後言論の検証作業 おすすめです

4167365049 「悪魔祓い」の戦後史―進歩的文化人の言論と責任
著者: 稲垣 武;

例に漏れずオレの親父も中国びいきで、旅先の大連で撮った写真が遺影となりました
父が生きてればこのへんについて聞いてみたかった 

でも、もし、一方向の情報しかない当時の日本に自分が生きていたら、と考えると、あまり偉そうなことは言えません
ただ、自分の息子には普通の名前をつけるよなー 勤とか一政とか守とかさ そういう名前 
地味に育って欲しいじゃん やっぱ

好きになった」: 私は出ていかない

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

かなりお久しぶりです。
思考停止して盲目的に行動するって怖いことですよね。考え続けることはすごく大変なので少しは楽をしちゃうわけですが。働き始めてからそんな風に考えるようになりました。共産党とか全共闘とかもっと知りたいなって思いました。
あと僕もそうですが、親の影響ってすごく大きいですよね。見習ったり反面教師にしたり人それぞれだとは思いますが。親の影響を受けられない子供ってのは不幸なのかもしれないですね。

さぼてん

ヒサミチ さんのコメント...

「お前は思考停止してる」「理屈っぽい」とは親によく言われました 原理主義者や信者にとっての「ノンポリ」はイコール思考停止、「無宗教」=盲目、というふうに、内と外でお互いにレッテルを貼り合ってる状況において、双方をつなぐ理屈をさがすのが考えるってことかも、と思います

そういう論では、「レジデント初期研修用資料」ってブログがすごく面白い
http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/ 内科のお医者さんのサイト コミュニケーション論が主 さぼてんさん気に入るかも

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