ジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラが制作総指揮した三島由紀夫の伝記映画「Mishima: A Life In Four Chapters」がニコニコ動画にあがってるよ 監督は「タクシードライバー」の脚本家ポール・シュレイダー
アップ主がアカウント消されて途中だったけど完結したみたい 1 2 3 4のあと4.5→5 6と変則的なので注意
日本でも「ミシマ 11月25日、快晴」の邦題で公開が予定されていたが、諸事情(非可視)により日本では劇場未公開、ビデオ・DVD化もされていないため「幻の作品」となっている |
諸事情ってナニ?と検索すると夫人が反対したとの噂 ゲイ描写に限れば慎ましく思えたけれども 三島本人は生前「からっ風野郎」で映画進出
からっ風野郎
新品 ¥3,990
目立ちたがり、と見られたがっていた人だけに 生きていれば「Mishima」にも主演したかったろう、と悲しいです
三島由紀夫の処女作「仮面の告白」は太宰治「晩年」とあわせて読むと好対照
わが国ヤングの近代的自我の問題を2人はさかんに扱って、2人とも老いる前に自殺した
仮面の告白
著者: 三島 由紀夫; 新品 ¥460
2人が出会ったときの話
三島は太宰に対して面と向かって「僕は太宰さんの文学は嫌いなんです」と言い切った。このときの顛末について、後の三島自身の解 説によれば、この三島の発言に対して太宰は虚を衝かれたような表情をして誰へ言うともなく「そんなことを言ったって、こうして来てるんだから、やっぱり好 きなんだよな。なあ、やっぱり好きなんだ」と答えた、と解説されている。しかし、その場に居合わせた編集者の野原一夫によれば、「きらいなら、来なけりゃいいじゃねえか」と吐き捨てるように言って顔をそむけた、という。 |
両方いかにも言いそうだ
オレみたいにブショーな人からすると、三島由紀夫は舞台の俳優の如く、己の一挙一動をコントロールしようとした男にみえる
「自分が生れたときの光景を見たことがある」話や切腹の予行演習をわざわざ映画にするあたり、出トチリはけトチリはありません、僕の人生すべては「想定内」「計画通り」「釣りにマジレスカコワルイ」との姿勢を崩さなかったことが、三島の自死に「謎」を添えたんじゃないか
そもそも死を選んだその気持ちが、いま生きている者にわかるだろうか
深沢七郎「楢山節考」を「不定型な、どろどろしたものがあって、とにかく気持ち悪いんだ」「不快な傑作」と呼んだ三島由紀夫を、当の深沢がぼろ糞に罵ってる文も面白かった
深沢は作家であらずとも、困らず生きていける人だろう でも、三島や太宰は違うよね
小説家はしじゅう小説のことを考えている しぜん己の人生も、己の作品のように考えるのかもしれない
まえに、エロ漫画家は自分の漫画でオナニーするの?って話したけど、これと同じか いや違うか
「Mishima: A Life In Four Chapters」は実話と小説が渾然となって妙な効果をあげている 「仮面の告白」と「金閣寺」さきに読んどくと、いっそう面白いよ
金閣寺
著者: 三島 由紀夫; 新品 ¥580
三島由紀夫、オレは短編が大好きです 「午後の曳航」「真夏の死」エッセイ「不道徳教育講座」のスんバラしさときたらもう
マイ・フェイバリットは「花ざかりの森」収録の「煙草」って掌編(←「仲間」の間違い 『文豪怪談傑作選 三島由紀夫集 雛の宿』収録 Twitterでanutpannaさんとhazy_moonさんに教えていただきました 感謝です )
イイ年こいて三島を褒めると何でみんな笑うんだろう 悔しい
不道徳教育講座
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三島由紀夫集―雛の宿
著者: 三島 由紀夫, 東 雅夫; 新品 ¥924
Hugo Strikes Back!: 『三島由紀夫は少年文学』 深沢七郎
You Tube 三島由紀夫 最後の絶叫演説 ききとり演説文
You Tube 三島由紀夫 - 松本清張事件にせまる
You Tube 三島由紀夫 二つの仮面
You Tube 映画「憂国」
Wikipedia 福島次郎 作家になった三島の彼氏
「好きになった」自分で描いて自分で消して
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